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#02, 『曼荼羅にみる雅楽』(後編)

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さて、前のページでこの変相図に関する前知識を長々とお話させていただきましたが、既述の通り、ここでは舞楽会の部分で描かれている楽器たちを紹介させていただきます。

普段は見かけない楽器ばかりですが、中には「あ、音楽の教科書で見た!」なんて楽器も少しはあるのではないでしょうか。


篳篥(ひちりき)など
上から、篳篥,龠(ふえ),笛。
龠には六孔のものと三孔のものがある。
瑟(おおごと)
琴の一種。
上から、琴,箏,瑟。
銅鈑

羯鼓(かっこ)は雅楽、こと唐楽においては実に馴染みの深い楽器です。
鼓という楽器には実にいろんな形がありますが、この他にも腰鼓なんてものもあります。
箜篌(くご)
ハープに似た形をしているので竪箜篌(たてくご)と呼ばれるものだと思われます。
他にも、鳳首箜篌(ほうしゅくご)や臥箜篌(ふせくご)など、その形にはいくつか種類があるようです。
簫(しょうのふえ)
管数は、13管から24管まであります。
現代にも、これに似た楽器がありますよね。
笙(しょう)
この形の笙は、以前、会員達で中国に研修に行かせていただいた際に現地の方が吹いてあったところを見せていただいたことがあります。
つまり、この形がそもそもの原型なのだと考えられます。
琵琶
他の資料を見ると、阮咸(げんかん)などが使われているものを目にすることもしばしば。


別記『楽器紹介』のページと一緒に御覧いただければ気付いていただけると思いますが、この様に仏教絵画の世界にも、雅楽を演奏する際に用いる楽器と同一のものがいくつも描かれていることがわかります。

「雅楽は神社のもの。」と、思われがちな今日ですが、雅楽と仏教は日本での歴史だけで見ても、千年以上も前から切っても切れない仲であり続けています。


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日本雅楽保存会所属
浄土宗福岡雅楽会 鎮西樂所
Official web site.
>> http://www.gagaku.tv/

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